過払い金

過払い金とは

 過払い金とは、消費者金融等に返済しすぎたお金です。

なぜ過払い金が発生するか

 消費者金融等は、平成19年4月頃まで、利息制限法の上限金利(年15%~20%)を超える利率で貸付をしていました。
 そのため、本来支払わなくて良い利息を払ってしまったのです。

過払い金発生の目安


 消費者金融等の多くは、平成18年出資法改正を受けて、利息制限法の上限金利(年15%~20%)を超える利率で貸付を行うことを辞めました。
 そのため、平成19年4月頃より前に借り入れをし、ある程度の期間返済を継続していれば、過払い金が発生している可能性があります。

どのようにして過払い金を返してもらうか

 消費者金融等から取引履歴(借り入れと返済の履歴)を開示してもらい、利息制限法の上限金利に引き直して計算し直すと、過払い金の有無及び金額がわかります。
 もっとも、こちらの計算どおりに、消費者金融が過払い金を返してくれるとは限りません。
 例えば、取引の途中で借り入れも返済もしていない期間があると、別の取引として計算すべきと反論してくることがあります。別の取引として計算すると過払い金が大きく減ることもあります。
 したがって、過払い金を返してもらうには、交渉や訴訟が必要になる場合があります。